今からさかのぼること２０年前、ストリーミングモードと文字だけによるFTP通信が始まり、数年前にSSL/TLSによる暗号化通信が実用化されました。そして今、新技術MODE Zにより必要に応じてリアルタイムで圧縮通信が可能になり、FTPはさらなる進化を遂げました。

注 : MODE Z規格はIETF ドラフトに基づいており、雷電FTPDの独自規格ではありません。規格の本来の発案者はJ. Preston (NSC)氏とTJ Saunders氏です。

今までのFTPではサイズの大きいファイルを転送するには、まず圧縮ソフトを用意し手動で圧縮しなければなりませんでした。また、ファイルの受け手も圧縮解凍ソフトを使いその都度解凍しなければなりませんでした。

MODE Z 技術 によりユーザーの圧縮・解凍の手間は省け、ただファイルを送信するだけで自動的にバックグラウンドで圧縮と解凍がなされ、帯域を無駄にすることなく簡単に効率よくファイルの送受信が可能となりました。

ファイルの種類(HTML、 テキスト、ログファイルなど)によっては非常に高い圧縮率を実現します。これらのファイルを頻繁にお使いの場合MODE Z 技術の恩恵を最大限に受けることができます。

また、多くのファイルがあり表示に時間がかかるディレクトリも、MODE Z 技術により平均で今までの３，４倍の速度で表示可能になりました。

新しい規格は、ソフトが対応しなければ意味がありません。雷電FTPDチームは、新規格をより多くのFTPクライアントやサーバーで使用可能になるよう開発を急いでいます。今現在で右記のソフトがMODE Zに対応予定です。ここに載っていないFTPソフトウェアの開発者の方の参加もお待ちしております。

興味をお持ちの方はこちらまでお問い合わせください。規格対応に必要な情報と、テスト用に規格対応済みの雷電FTPDをお送りします。